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club 梨子

2018.01.10

club 梨子へようこそ〜今宵は「広島・呉の昔話」をしましょう!

昭和60年代のクラブは男たちの血の匂いがプンプン!

 みなさん、こんにちは! 広島・呉のclub 梨子へようこそ!
2017年5月12日公開の映画『孤狼の血』。大人の色気がたまらないポスター&新ビジュアル、新キャストも続々公開されて、今から楽しみでゾクゾクしちゃいますね。
これからは、わたしの体験談や映画『孤狼の血』に関するお話をいっぱい楽しみながら、みなさんと一緒に美味しいお酒をいただきたいと思います。
まずは、わたしの自己紹介から! わたしは東京の銀座で長い間ママをやっていたんだけど、惚れた男ができて、その人を追いかけて広島までやってきたの。結局その男とは終わってしまったけれど、今もこの呉の街でclub 梨子のチーママとして頑張っているわ。

 今日は連載の初回だし、せっかくだから呉ならではのお話をしましょう! 
皆さんclub 梨子が一番盛り上がるときっていつか分かる? ここ・club 梨子は、皆さんもご存知でしょうけど、昭和60年代には大上さんたちのような県警の方達もいらっしゃる一方で、暴対法が成立する以前は、裏社会の男たちもよく来る場所でした。『孤狼の血』の中でも、東署の大上さんが日岡さんを連れて、尾谷組の一之瀬さんと一緒に飲んでいたり、男たちの隠れた社交場だったの。まあ正直な話、昔はそれはそれはみんな血の気が多くてね。普段から折り合いの悪い組同士が鉢合わせして一触即発なんてことはよくあったわ。でも、そういうときこそ女の度量が試されるとき! 男同士の喧嘩なんて子供の喧嘩と一緒なんだから、それくらいで怯えているようじゃあクラブのホステスなんて務まらない

クラブが一番賑わうのは、XXXのお祝いの日!

 クラブが一番賑わうときは、裏社会の皆さんが貸し切りにしてパーティーをするとき。そうすれば大上さんが突然来ちゃったりもしないからね(笑)。もちろんお誕生日パーティーとかもあるけど、一番盛り上がるのは、長い間刑務所に入っていた方が出所するとき。『孤狼の血』の中でも、組の威勢のいい若い子が鉄砲玉になったり、時には兄貴分の罪を被って刑務所に入るシーンがあるでしょう。まさに命をかけた忠誠を見せたんだから、出所後の労いは超がつくほど豪華でした! うちのお店でも一番の綺麗どころをズラーッと揃えて、皆さんと一緒にお迎えするの。刑期が長い人はすぐに分かる。みんなで乾杯するでしょう? 最初の一杯を持つ手がブルブル震えているの。久しぶりのアルコールですから、そりゃ震えるわ! わたしなんて禁酒は1日もできない体ですから!

シャバに出て来た男が、脱ぐものはなんでしょう?

 それからね、出所してくる人たちを見ていてとっても意外だったのが、なぜか途中で靴を脱ぐの。それはおかしい光景でした。幹部さんなんかが出てくるときは、みんなスーツやらなんやら全部真新しいものを用意して待っていて、みんなそれをビシーっと着てお店にいらしてくださるんだけど、靴は新しい革靴でしょ? 刑務所に入ってるときは運動靴が普通だからね。革靴をしばらく履いているだけで、「あ〜足がいてえ!」って、脱ぎ始めるの(笑)。そんな時に、ちょっといい男だったら「あら大変ね」って言ってちょっと足をさすってあげたりすると、まあ次の週にはまた絶対来てくれるから! 出て来た数だけうちはお客様が増えてありがたいんだけど(笑)。こんな話だけど、面白かった? あまり聞いたことがないでしょ? これは昔々のお話。まだ県警VS組織暴力の抗争が激しかった頃の時代の話。私の年齢は聞かないでね! 妖怪じゃないんだから! あ〜、あの頃の血気盛んな男たちが恋しい!

*この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

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